鳥居前町(読み)トリイマエマチ

精選版 日本国語大辞典 「鳥居前町」の意味・読み・例文・類語

とりいまえ‐まちとりゐまへ‥【鳥居前町】

  1. 〘 名詞 〙 神社の鳥居の前に発達した町。神社を中心として発達した町。伊勢市など。

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日本歴史地名大系 「鳥居前町」の解説

鳥居前町
とりいまえちよう

上京区御前通今出川上ル

北野天満宮北東にあり、町の西を南北御前おんまえ通が通る。

寛永以後万治以前京都全図に「鳥居前丁」とあり、以後変化はない。町名は、北野天満宮の鳥居に面することによる(坊目誌)。寛文五年(一六六五)刊「京雀」に「此(現西柳町)西は北野天神東の鳥居七間茶屋の前に出る也」とあり、寛文後期洛中洛外之絵図には、当町南西隅に茶屋を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鳥居前町の言及

【門前町】より

…寺社の参詣者を対象として商工業者が店舗を造営し,参詣道路の両側を中心に街村状に形成された集落。神社の場合は鳥居前町ともいう。ほかに,社寺奉仕者や信仰者が門前に集落を形成した寺内(じない)町や社家(しやけ)町および御師(おし)町があり,それらを合わせて広義の門前町といえる。…

※「鳥居前町」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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