鳥村(読み)とりはみむら

日本歴史地名大系 「鳥村」の解説


とりはみむら

[現在地名]古河市鳥喰

渡良瀬わたらせ川と利根川の合流点の東方に位置。妙光寺みようこうじ沼・ククヤ沼(ともに昭和五年干拓完了)に西から突出た半島状の台地に展開した村。文明一八年(一四八六)京を出た道興の歌日記「廻国雑記」に

<資料は省略されています>

みえ中世の街道の通る、水鳥の楽園ともいえるような水郷の村であった。

天保期(一八三〇―四四)と考えられる村鑑(古河市郷土資料館蔵)によれば村高二三一・九五七石、反別田一〇町六反四畝八歩・畑二四町四反二畝八歩。年貢は米一五・七六二石と永一三貫四二三文、小物成永二貫四二八文、夫永一貫一二文、畔に作った大豆に対する小物成永四・一八一石などがあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android