鳳詔(読み)ほうしょう

精選版 日本国語大辞典 「鳳詔」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しょう‥セウ【鳳詔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔、中国で後趙の武帝石虎が詔書木製鳳凰の口にふくませたという「鄴中記」の故事による ) みことのり。詔勅
    1. [初出の実例]「愚身一人含鳳詔徃反、因之彌無寸暇」(出典明衡往来(11C中か)上末)

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普及版 字通 「鳳詔」の読み・字形・画数・意味

【鳳詔】ほうしよう(せう)

詔書。〔中記〕石季皇后上に在り。詔書を爲(つく)り、五色の紙もて鳳の口中に(つ)く。鳳に詔を銜(ふく)み、~轆轤(ろくろ)回轉し、鳳凰飛下す。之れを鳳詔と謂ふ。鳳凰は木を以て之れを作り、五色漆畫(しつぐわ)(うるしえ)し、脚(ちゆきやく)(口と足)に皆金を用ふ。

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