鳶八丈(読み)トビハチジョウ

デジタル大辞泉 「鳶八丈」の意味・読み・例文・類語

とび‐はちじょう〔‐ハチヂヤウ〕【×鳶八丈】

《もと八丈島で産したところから》鳶色の地に、黄または黒の格子縞のある絹織物無地のものもある。鳶紬とびつむぎ

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精選版 日本国語大辞典 「鳶八丈」の意味・読み・例文・類語

とび‐はちじょう‥ハチヂャウ【鳶八丈】

  1. 〘 名詞 〙 八丈島産の織物の一つ。平織組織でマダミ(椨(タブノキ))の樹皮から採った染料で鳶色に先染めした絹糸を用いたもの。無地のものや、鳶色地に黄や黒の格子縞を織り出したものがある。また、八王子川口などでつくられた糸織風のものをもいう。鳶八。
    1. [初出の実例]「地紅や地むらさき、けんたい郡内とびはち丈」(出典:歌謡・松の葉(1703)二・花見)

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