鳶奴(読み)とんびやっこ

改訂新版 世界大百科事典 「鳶奴」の意味・わかりやすい解説

鳶奴 (とんびやっこ)

歌舞伎舞踊曲名長唄本名題初鰹の戯奴僕(はつがつおのきらわれやつこ)》。1814年(文化11)5月江戸市村座初演。十二変化所作事《倣三升四季俳優(まねてみますしきのわざおぎ)》の4月の部。演者は7世市川団十郎。作詞者不詳。作曲4世杵屋(きねや)六三郎振付2世藤間勘十郎。江戸の山の手で,鳶に鰹をさらわれた折助が鳶を追いかけて出る。鰹を取り返そうとするさまや鳥刺の振りなどを見せる軽快な踊り。のちに8世団十郎は4世西川扇蔵による別の振付で踊った。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「鳶奴」の解説

鳶奴
(通称)
とんびやっこ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
三舛四季俳優 など
初演
文化11.5(江戸・市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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