初鰹(読み)ハツガツオ

デジタル大辞泉 「初鰹」の意味・読み・例文・類語

はつ‐がつお〔‐がつを〕【初×鰹】

初夏ころとれる走りのカツオ江戸時代には黒潮に乗ってきたものが鎌倉・小田原あたりでとれ、珍重された。 夏》「目には青葉山ほととぎす―/素堂

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精選版 日本国語大辞典 「初鰹」の意味・読み・例文・類語

はつ‐がつお ‥がつを【初鰹】

〘名〙 初夏のころ、いち早く漁獲して最初市場に出た鰹。特に、江戸では、これを食べることを誇りとする風習があった。はつがつう。《季・夏》
慶長見聞集(1614)一「伊豆相模安房の海につりあぐる初鰹賞翫なり」
※俳諧・曠野(1689)一「目には青葉山ほととぎす初がつほ〈素堂〉」

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