鴨坂上村(読み)かもさかかみむら

日本歴史地名大系 「鴨坂上村」の解説

鴨坂上村
かもさかかみむら

[現在地名]市島町上鴨阪かみかもさか

前山さきやま川の最上流に位置し、東は鴨坂下村、西は鴨内かもち峠を越えて鴨内かもうち(現氷上町)。東から鴨坂(鴨阪)・上鴨坂(上鴨阪)尾端おばな集落がある。近世初期は余田よでん村に含まれた。元禄郷帳に余田と肩書して村名がみえ高四一七石余。柏原藩と旗本藤堂氏の相給(国立史料館本元禄郷帳)。両者の所領になったのは元禄八年(一六九五)から(「寛政重修諸家譜」など)。「丹波志」でも領主は同じで家数一〇〇。天保郷帳では高四二七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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