鶏姦(読み)ケイカン

精選版 日本国語大辞典 「鶏姦」の意味・読み・例文・類語

けい‐かん【鶏姦】

  1. 〘 名詞 〙 男子同士で行なう姦淫(かんいん)。男の同性愛。男色。衆道
    1. [初出の実例]「男色鶏姦(ケイカン)の婬楽に、耽らぬもののなき世なるに」(出典読本近世説美少年録(1829‐32)二)
    2. [その他の文献]〔随園随筆〕

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普及版 字通 「鶏姦」の読み・字形・画数・意味

【鶏姦】けいかん

男色。

字通「鶏」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の鶏姦の言及

【同性愛】より

…同性を性愛の対象とすることと定義できる同性愛は,そのイメージを20世紀において大きく変えた。同性愛はすぐれて20世紀的現象であり,人類の歴史において20世紀ほど同性愛者差別問題が激化し,また解放が強く叫ばれた時代はない。そして20世紀末,同性愛者に対する偏見は弱まりつつある。アメリカ精神医学会発行の《精神障害の診断と分類の手引》は1980年版以降,同性愛を削除し,WHO(国連世界保健機構)編纂の《国際疾病分類》も1992年版以降,同性愛を削除した。…

※「鶏姦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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