鶯眉(読み)ウグイスマユ

デジタル大辞泉 「鶯眉」の意味・読み・例文・類語

うぐいす‐まゆ〔うぐひす‐〕【×鶯眉】

江戸時代公家武家で、生まれた女子の額におしろいで白い線を描き、眉毛の代わりにしたもの。
江戸時代、奥女中が16、7歳ごろから行った引き眉。眉を上下から細くそり、ね墨をさしたもの。糸眉柳眉

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精選版 日本国語大辞典 「鶯眉」の意味・読み・例文・類語

うぐいす‐まゆうぐひす‥【鶯眉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸初期から公家・武家で行なわれた化粧法。女子が生まれるとすぐ額の生え際白粉(おしろい)白際(しろぎわ)という筋をかいて、眉は剃(そ)らずにおく化粧をいう。中期以降は額に∨形のものを眉毛の伸びるまでかいた。〔女重宝記(元祿五年)(1692)〕
  3. 江戸時代、奥女中が一六、七歳からかいた眉。眉を細く剃って捏墨(こねずみ)で細い線に描いた置眉(おきまゆ)一種。やなぎまゆ。いとまゆ。〔諸家奥女中袖鏡(1858)〕

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