鹿島田真希(読み)カシマダマキ

デジタル大辞泉 「鹿島田真希」の意味・読み・例文・類語

かしまだ‐まき【鹿島田真希】

[1976~ ]小説家東京の生まれ。大学在学中に「二匹」で文芸賞受賞してデビュー。「冥土めぐり」で芥川賞受賞。他に「六〇〇〇度の愛」「女の庭」など。

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知恵蔵mini 「鹿島田真希」の解説

鹿島田真希

女性作家。1976年10月26日、東京都生まれ。1998年、『二匹』で第35回文藝賞を受賞しデビュー。以来、宗教などをテーマに前衛的な作品を執筆している。05年、『六〇〇〇度の愛』で第18回三島由紀夫賞受賞、07年に『ピカルディーの三度』で第29回野間文芸新人賞を受賞。12年には、母と弟からの抑圧に苦しむ主人公が、脳の病気を抱える夫との小旅行を通して自分を取り戻すまでの心情を描いた『冥土めぐり』で第147回芥川賞を受賞。『ナンバーワン・コンストラクション』『女の庭』『その暁のぬるさ』の3作に次ぐ4度目のノミネートで同賞に輝き、笙野頼子以来の三冠作家となった。

(2012-07-18)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鹿島田真希」の解説

鹿島田真希 かしまだ-まき

1976- 平成時代の小説家。
昭和51年10月26日生まれ。白百合女子大在学中の平成10年「二匹」で文芸賞。17年「六〇〇〇度の愛」で三島由紀夫賞。19年「ピカルディーの三度」で野間文芸新人賞。24年4度目の候補作の「冥土めぐり」で芥川賞を受賞。東京都出身。作品はほかに「白バラ四姉妹殺人事件」「ナンバーワン・コンストラクション」「女の庭」「ゼロの王国」「その暁のぬるさ」「来たれ、野球部」など。

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