日本歴史地名大系 「鹿道原遺跡」の解説 鹿道原遺跡ろくどうばるいせき 大分県:大野郡千歳村柴山村鹿道原遺跡[現在地名]千歳村柴山白鹿(はくろく)山から西へ派生する標高一三〇メートルほどの丘陵上、字尾久保(おくぼ)にある。平成元年(一九八九)紡績工場建設にかかわる発掘調査により、弥生時代後期終末から古墳時代前期を中心とする大規模な集落跡が発掘された。発掘総面積は四ヘクタールに及び、二四〇軒もの竪穴住居跡が確認された。これらの竪穴住居跡は弥生時代中期のいわゆる花弁形住居二棟以外の大部分はほぼ方形の平面をもち、またその多くは一辺六―七メートルで六本の主柱をもつものである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by