普及版 字通 「麈」の読み・字形・画数・意味
麈
16画
[字訓] おおしか
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(主)(しゅ)。〔説文〕十上に「麋(なれしか)の屬なり」とし、〔六書故〕に引く唐本になお「大力にして一角」の語がある。この鹿がその尾を振って群鹿を率いるというのは、主の字義に附会したものであろう。六国期の談者は、麈尾を揮(ふる)って談説したといい、仏者は麈尾を払子(ほっす)に用いる。
[訓義]
1. おおしか。
2. 麈尾は、払子。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕麈尾 シユビ
[熟語]
麈談▶・麈尾▶・麈毛▶
[下接語]
揮麈・玉麈・捉麈・談麈・旄麈
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報