麻生優(読み)アソウ マサル

20世紀日本人名事典 「麻生優」の解説

麻生 優
アソウ マサル

昭和・平成期の考古学者 千葉大学名誉教授;元・愛知学院大学教授。



生年
昭和6(1931)年6月6日

没年
平成12(2000)年4月9日

出生地
東京

学歴〔年〕
国学院大学文学部史学科〔昭和28年〕卒,明治大学大学院文学研究科〔昭和33年〕博士課程修了

主な受賞名〔年〕
朝日学術奨励金(昭54年度)「日本における土器起源

経歴
昭和36年国学院大学講師、37年高崎経済大学講師、39年京華高教諭、52年信州大学講師、53年静岡大学講師を経て、57年千葉大学教授、のち愛知学院大学教授。長崎・佐世保市の泉福寺洞穴などの調査を通じて、縄文草創期の洞穴遺跡縄文土器の起源の研究に功績を残す。日本考古学協会副会長も務めた。共著に「日本石器時代総合文献目録」、編著に「西貝塚」「岩下洞穴の発掘記録」「日本の旧石器文化〈1〜5〉」「泉福寺洞穴の発掘記録」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「麻生優」の解説

麻生優 あそう-まさる

1931-2000 昭和後期-平成時代の考古学者。
昭和6年6月6日生まれ。母校国学院大や信州大,静岡大の講師などをへて,昭和57年千葉大教授。この間,45年から10次にわたる長崎県泉福寺洞穴の発掘調査で,縄文最古の土器といわれた豆粒文(とうりゅうもん)土器を発見した。平成12年4月9日死去。68歳。東京出身。編著に「岩下洞穴の発掘記録」「日本の旧石器文化」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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