日本大百科全書(ニッポニカ) 「麻薬新条約」の意味・わかりやすい解説 麻薬新条約まやくしんじょうやく 国境をこえた組織的な麻薬取り引きと、それにともなう不法収益に国際協力で歯止めをかけるため、1988年国連で採択され、90年11月発効した条約。正式名称は「麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約」。マネー・ロンダリングや国外犯に対する処罰、不法収益の没収などの不正取り引き防止策の強化、麻薬原料物質の規制などの法的整備などを義務づけている。日本は89年に署名し、麻薬二法成立により、92年6月批准した。[西田 隆][参照項目] | 麻薬条約 | 麻薬二法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例