麻那古山村(読み)まなこやまむら

日本歴史地名大系 「麻那古山村」の解説

麻那古山村
まなこやまむら

[現在地名]富士町大字麻那古

現富士町の西北に位置し、標高約三八〇メートルの山村。慶長絵図には「真那古」と記されている。藩政期になって一時鍋島直茂の妻(陽泰院)の隠居料となった(杠家文書)。その後、小城おぎ藩領となり大野山おおのやま村の山内さんない代官所の支配となった。麻・楮・木炭・山葵を産した。

春日かすが神社を鎮守の社としているが、祭神は武甕槌命のほか多くの神々が合祀されている。当初、麻那古大明神と称していたものを、永禄七年(一五六四)麻那古に住んでいた今坂美佑が社殿を移して春日神社と号したといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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