黄櫨紅葉(読み)ハジモミジ

デジタル大辞泉 「黄櫨紅葉」の意味・読み・例文・類語

はじ‐もみじ〔‐もみぢ〕【黄櫨紅葉/×櫨紅葉】

紅葉したハゼノキの葉。はぜもみじ。 秋》
かさねの色目の名。表は蘇芳すおう、裏は黄。秋に用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「黄櫨紅葉」の意味・読み・例文・類語

はじ‐もみじ‥もみぢ【黄櫨紅葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紅葉した黄櫨(はぜのき)の葉。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「鶉なくかた野にたてるはじ紅葉ちりぬばかりに秋風ぞ吹く〈藤原親隆〉」(出典:新古今和歌集(1205)秋下・五三九)
  3. (かさね)色目。表は蘇芳(すおう)、裏は黄。女房の五衣には上に黄、次に山吹濃淡・紅・蘇芳、単は紅とする。秋に用いる。
    1. [初出の実例]「宮はうへ赤色にて、したざまに黄なるはじもみぢの十ばかり重なりたるに」(出典:今鏡(1170)六)
  4. 植物「はぜのき(黄櫨)」の異名

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