黄瓜御薗(読み)きうりのみその

世界大百科事典 第2版の解説

きうりのみその【黄瓜御薗】

中世,天皇供御(く)の黄瓜を備進した菜園で,生産,備進に従う者を黄瓜供御人といった。その源流は,令制下宮内省園池司で諸役を免ぜられて蔬菜の種殖に従った園戸,式制下山城,大和に設けられていた内膳司の園地にあったと考えられるが,中世の荘園制的分業の展開にともなって,御薗および供御人として編成された。統轄機関は,天皇の供御を調進する御厨子所(みずしどころ)であったが,のち内蔵寮(くらりよう)の支配下に入った。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

終末時計

アメリカの科学雑誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミックサイエンティスツ』が毎号表紙に掲げている「地球最後の日」までの時間を表示する時計。核戦争の危機を訴え,1947年に初めて登場。米ソ冷戦の終結を迎えて...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android