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黄金のロバ おうごんのロバMetamorphoses

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黄金のロバ
おうごんのロバ
Metamorphoses

ローマの著述家アプレイウスの小説。原名『変形譚』。ラテン語による古代唯一の完全な小説。ギリシアの原作から題材を得たらしい。主人公ルキウスはテッサリアの魔術師の家に客となったとき,魔術師の妻がふくろうに変身するのを見てまねをするが,薬をまちがえてロバに変り,盗賊の手に落ちて酷使されながら種々のおもしろい場面に際会する。これらの逸話のなかで最も有名なのは「クピドプシュケ」 Cupido et Psycheである。ロバは女神キュベレの信者たちの一行に仕えたりしながら幾多の変身ののち,エジプトの女神イシスの好意によって人間の姿に戻る。全体を人生の寓意 (魂の感覚的低下とそこからの回復) とみる説もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄金のロバ
おうごんのろば

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