黎元(読み)レイゲン

精選版 日本国語大辞典 「黎元」の意味・読み・例文・類語

れい‐げん【黎元】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「黎」は黒、「元」は首の意で、冠をかぶらないので黒髪を出している者の意から。一説に、「黎」はもろもろ、「元」は善の意で、人はみな善であるとする考えから ) 人民。万民。たみ。黎民。黎首。
    1. [初出の実例]「烟を望みて黎元(れいげん)(〈別訓〉おほむたから)を撫でたまひて」(出典古事記(712)序)
    2. [その他の文献]〔漢書‐谷永伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android