黒尾神社
くろおじんじや
かつては梅北地区の南東、標高四七二メートルの金御岳直下の山麓に鎮座していたが、明治六年(一八七三)に神柱宮跡地に移転した。祭神は伊邪那美神・火産霊神。旧村社。旧称は黒尾権現社といい、祭神は愛宕神、本地は勝軍地蔵。永和三年(一三七七)島津氏久により勧請された。同年二月伊東・相良・北原の三氏が都城の北郷義久を攻めた際、救援に発した氏久は梅北天ヶ峰に陣を置き、西生寺脇坊井上坊に依頼して愛宕大権現に祈願、三月蓑原で合戦して勝利を得た。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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