黒川泰一(読み)クロカワ タイイチ

20世紀日本人名事典 「黒川泰一」の解説

黒川 泰一
クロカワ タイイチ

昭和期の消費組合運動家 元・全国共済農業協同組合連合会常務理事。



生年
明治41(1908)年4月24日

没年
昭和60(1985)年9月12日

出生地
福井県

学歴〔年〕
早稲田専門学校〔昭和2年〕中退

経歴
関東大震災の焼け跡賀川豊彦に出会い、キリスト教徒となる。賀川の協同組合運動に共鳴し、特に農村における医療改善をめざした賀川の片腕として、産業組合による全国医療組合運動で活躍。反産運動と戦いながら全国各地に組合病院を設立した。戦後農協による共済事業が開始され、昭和25年全国共済農協連合会設立に参加、49年同連合会の常務理事に就任。医療組合と共済に尽くした協同組合運動家であった。著書に「砂漠に泉あり」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒川泰一」の解説

黒川泰一 くろかわ-たいいち

1908-1985 昭和時代の社会運動家。
明治41年4月24日生まれ。賀川豊彦の協同組合運動に共鳴,全国医療組合運動にとりくみ各地に組合病院をたてる。昭和25年全国共済農協連合会の設立に参加し,49年常務理事となった。昭和60年9月12日死去。77歳。福井県出身。早稲田専門学校中退。著作に「砂漠に泉あり」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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