黒沢義次郎(読み)クロサワ ヨシジロウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「黒沢義次郎」の解説

黒沢 義次郎
クロサワ ヨシジロウ


肩書
元・鹿島町(茨城県)町長

生年月日
明治40年2月23日

出生地
茨城県鹿島町

学歴
水戸農学校中退

経歴
若い頃は国粋運動に加わる。戦後の昭和30年鹿島町議に当選すると、海上自衛隊神之池基地反対闘争の先頭に立ち、33年町長に当選してこれを阻止。また「大企業中心の開発は地域に公害をばらまき、農業をつぶす」という信念から、愛町運動を組織し、鹿島開発に反対した。37年激戦の末、町長に再選されたが選挙違反に問われ、41年最高裁の上告却下により町長失格が確定。その後は農業の前途にかけ、土地改良運動に打ち込んだ。

没年月日
平成4年3月10日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

20世紀日本人名事典 「黒沢義次郎」の解説

黒沢 義次郎
クロサワ ヨシジロウ

昭和期の農業家 元・鹿島町(茨城県)町長。



生年
明治40(1907)年2月23日

没年
平成4(1992)年3月10日

出生地
茨城県鹿島町

学歴〔年〕
水戸農学校中退

経歴
若い頃は国粋運動に加わる。戦後の昭和30年鹿島町議に当選すると、海上自衛隊神之池基地反対闘争の先頭に立ち、33年町長に当選してこれを阻止。また「大企業中心の開発は地域に公害をばらまき、農業をつぶす」という信念から、愛町運動を組織し、鹿島開発に反対した。37年激戦の末、町長に再選されたが選挙違反に問われ、41年最高裁の上告却下により町長失格が確定。その後は農業の前途にかけ、土地改良運動に打ち込んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒沢義次郎」の解説

黒沢義次郎 くろさわ-よしじろう

1907-1992 昭和時代後期の政治家
明治40年2月23日生まれ。昭和30年茨城県鹿島町会議員となり,自衛隊神之池(ごうのいけ)基地の設置反対運動を指揮。33年鹿島町長となり,設置を阻止。鹿島臨海工業地帯建設にも反対し,37年町長に再選されたが,選挙違反にとわれ,41年町長失格となった。平成4年3月10日死去。85歳。茨城県出身。水戸農学校中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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