黒滝神社(読み)くろたきじんじや

日本歴史地名大系 「黒滝神社」の解説

黒滝神社
くろたきじんじや

[現在地名]丹原町田滝 赤ヶ谷

田滝川の上流左岸の高みの通称字権現山ごんげんやまにある。祭神は伊弉冊尊・菊理姫神ほか。旧村社。奥院といわれる本社と山麓の集落の西外れに遥拝所がある。

享保一七年(一七三二)の「桑村郡三拾三村大手鑑」には「黒滝権現社 神主高知村宮原対馬」とあり、他村の神主に守られていたところから大社ではなかったと思われる。

勧請由緒は不明であるが、「伊予温故録」などに「新抄格勅符日、停止黒滝神封十一畑伊予国、右割神封物祭断畢(中略)延暦九年」とあり、この黒滝神が当社にあたるので由緒は古いとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android