黒百合(読み)クロユリ

デジタル大辞泉 「黒百合」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ゆり【黒百合】

ユリ科多年草。本州中部以北の高山に生え、茎は直立し高さ20~30センチ。葉は4、5枚が数段に輪生する。夏、茎の先に暗紫色の花を一つ下向きに開く。 夏》「―の曇りを蔵す日なりけり/みどり女」

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「黒百合」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ゆり【黒百合】

  1. 〘 名詞 〙 ユリ科の多年草。北海道、本州中北部の高山に生える。茎は直立し、高さ二〇~三〇センチメートルになる。葉は細長い楕円状で互生するが、下部では四~五、中部で三枚が輪状につく節がある。初夏茎頂から花柄を出し、悪臭のある径三センチメートルくらいの六弁で暗紫褐色の鐘形花横向きに開く。地下の扁球形の鱗茎は食べられる。《 季語・夏 》 〔和漢三才図会(1712)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒百合」の解説

黒百合 (クロユリ・コクユリ)

学名Fritillaria camtschatcensis
植物。ユリ科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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