黒糖(読み)コクトウ

デジタル大辞泉 「黒糖」の意味・読み・例文・類語

こく‐とう〔‐タウ〕【黒糖】

サトウキビを絞った汁を煮つめたままの、糖蜜を含んだ砂糖黒砂糖

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精選版 日本国語大辞典 「黒糖」の意味・読み・例文・類語

こく‐とう‥タウ【黒糖】

  1. 〘 名詞 〙 精製過程を経ていないこげ茶色の砂糖。江戸時代、九州南端の薩摩近海の島や琉球で産出したのが知られている。黒砂糖。
    1. [初出の実例]「此三色を黒糖に雑合て 煉て 三冬に給ますれば 好御座りまする」(出典:隣語大方(18C後)八)

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栄養・生化学辞典 「黒糖」の解説

黒糖

 サトウキビの搾汁を濃縮して得る純度の低い黒色の砂糖.特有の風味を生かす使い方をする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の黒糖の言及

【黒砂糖】より

…種子島,屋久島,沖縄などでサトウキビから作られる含蜜糖の一種で,粗製で黒色塊状の砂糖。別名黒糖ともいい,日本独特の砂糖である。従来,家内工業的に製造されていたが,第2次大戦後,黒糖製造も工業的規模で行われるようになってきた。…

※「黒糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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