事典 日本の地域ブランド・名産品 「べっ甲細工」の解説
べっ甲細工[装飾・装身]
べっこうざいく
桜川市で製作されている。べっ甲細工が茨城県でつくられ始めたのは、第2次世界大戦後に東京から技術が伝わってからである。べっ甲とは、タイマイの甲羅のこと。タイマイの甲羅を万引針・糸鋸などで型打ち・型切りして削る。張り合わせには高い技術を要し、万力・金板を用いて熱を加えておこなわれる。べっ甲を1mm角に糸鋸で切って張り合わせた市松模様など、張り合わせや精緻な彫刻に特徴がある。茨城県郷土工芸品。
べっ甲細工[装飾・装身]
べっこうざいく
松戸市で製作されている。べっ甲細工の技術は江戸時代に日本に伝来した。櫛・帯留のほかにペンダントなどもつくられる。千葉県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報