鼠入村(読み)そいりむら

日本歴史地名大系 「鼠入村」の解説

鼠入村
そいりむら

[現在地名]岩泉町鼠入

小本おもと川の支流鼠入川の上流岩泉村南西に位置。渓谷に沿ってわずかな耕地が開かれている。永正五年(一五〇八)の糠部郡九箇部他馬焼印図(古今要覧稿)に「そより」とみえる。正保国絵図では高四〇石余。元禄十郡郷帳による〆高は畑方一三九石余のみ、当村に猿沢さるさわ村が入るとある。安永五年(一七七六)の宮古代官所支配高帳(小笠原文書)では高八九石余、うち蔵入高は七五石余、ほかに袰綿瀬兵衛新田八石余・同所百姓与四郎御免地五石で、年貢は金納で一〇〇石につき五〇匁、「丑の年より卯年迄三ケ年中被仰付候、正五、椀飯金、舫金ばかり上納」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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