龍楼(読み)りょうろう

精選版 日本国語大辞典 「龍楼」の意味・読み・例文・類語

りょう‐ろう【龍楼】

〘名〙 (中国漢代、皇太子の住む宮殿楼門の名であったところから)
① 宮殿の楼門。りゅうろう。
菅家文草(900頃)四・読開元詔書絶句「明王欲変旧風煙、詔出龍楼
② 皇太子の異称
続日本後紀‐天長一〇年(833)三月戊子「恐龍楼之守爰墜、鮑俎之譏有聞」
太平記(14C後)一四「龍楼(レウロウ)竹苑准后の御所〈略〉煙同時に立登りて炎四方に充満たれば」

りゅう‐ろう【龍楼】

源平盛衰記(14C前)八「龍楼(リウロウ)鳳闕月陰(くもり)なかりしかども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android