鳳闕(読み)ホウケツ

デジタル大辞泉 「鳳闕」の意味・読み・例文・類語

ほう‐けつ【××闕】

中国の漢代、宮門左右にある高殿銅製鳳凰ほうおうを飾ったところから》王宮の門。また、宮城皇居異称禁闕鳳城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳳闕」の意味・読み・例文・類語

ほう‐けつ【鳳闕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国、漢代に、屋上に銅製の鳳凰を安置したところから ) 天子皇帝住居の門。王宮の門。皇居の門。また、王宮。皇居。宮城。禁闕。
    1. [初出の実例]「鳳闕暁霞応得所、龍庭春雪不量程」(出典:類聚句題抄(11C中)遠近唯春花藤原明衡〉)
    2. 「沙門則ち勅命に随て鳳闕(ホウケツ)に参ぜらる」(出典:太平記(14C後)二)
    3. [その他の文献]〔漢書‐郊祀志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鳳闕」の読み・字形・画数・意味

【鳳闕】ほうけつ

鳳を飾った宮闕。宮城。〔史記、武帝紀〕是(ここ)に於て宮を作る。~其の東には則ち鳳闕あり、高さ二十餘。其の西は則ち、中(庭)數十里の虎圈(こけん)あり。

字通「鳳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android