ずいな

精選版 日本国語大辞典 「ずいな」の意味・読み・例文・類語

ずい‐な

  1. 〘 名詞 〙 ユキノシタ科の落葉低木。近畿地方南部、四国山地谷間に生える。幹は高さ一~二メートルで、全体に無毛で滑らか。葉は草質で互生し、長さ五センチメートルくらいの楕円形で縁には鋸歯(きょし)がある。五月、枝先に多数の白色の小花をつけた穂状花序を出す。花序は長さ一〇センチメートルぐらい。花は長さ三ミリメートルぐらいで、五弁。果実卵形蒴果(さっか)若葉食用とする。よめなのき。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android