乗瀬御嶽(読み)ぬーしうたき

日本歴史地名大系 「乗瀬御嶽」の解説

乗瀬御嶽
ぬーしうたき

[現在地名]伊良部町伊良部

伊良部島渡口とぐちの旧港の西方約二〇〇メートル、乗瀬のるせ橋の起点近くにある。一帯はかつて乗瀬山とよばれるほどの原生林であったが、一九六二年(昭和三七年)製糖工場を建設するため大部分が伐り開かれ、現在森林は御嶽のある一帯のみが残る(平良市史)。御嶽の入口には鳥居が立ち、参道の先にコンクリート造の籠り屋がある。イベはその奥。方音ではヌーシウタキ、ノヨシウタキという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android