姫宮神社(読み)ひめみやじんじや

日本歴史地名大系 「姫宮神社」の解説

姫宮神社
ひめみやじんじや

[現在地名]安芸区矢野町 姫宮

矢野やの川が平地に出る辺りの左岸鎮座祭神は大直日神・速秋津姫・瀬織津姫・気吹戸主・速佐須良姫。相殿に熊野樟日命を祀る。「安芸国神名帳」にみえる安南あなん郡の「矢野明神」と考えられる。矢野で最も由緒のある神社の一つであったと思われるが、近世初頭までには廃社同様となっていた(芸藩通志)。文安二年(一四四五)野間氏が尾張から矢野に入部したのに伴い、尾崎おざき八幡宮が新たに勧請されるなどしたことによるものであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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