宝生友于(読み)ほうしょう ともゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宝生友于」の解説

宝生友于 ほうしょう-ともゆき

1799-1863 江戸時代後期の能役者シテ方。
寛政11年生まれ。父が早世したため,祖父の宝生流14代宝生英勝(ひでかつ)の養子となり,15代をつぐ。将軍徳川家斉(いえなり)・家慶(いえよし)の師範をつとめた。嘉永(かえい)元年江戸外神田で幕府最後で最大勧進能を興行し,また謡曲正本の再版を刊行した。文久3年7月14日死去。65歳。通称弥五郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android