山岩尾村(読み)やまいわおむら

日本歴史地名大系 「山岩尾村」の解説

山岩尾村
やまいわおむら

[現在地名]熱塩加納村宮川みやかわ

岩尾いわお村の北東五枚沢ごまいざわ川左岸にそびえるくら(七五二メートル)から南に延びる尾根山腹に位置する。本村の北七町四〇間ほどの五枚沢川の最上流域に木地師集落の小名五枚沢があり、本村の西、五枚沢川沿いに与内畠よないはた(与内畑・米内畠)、南に塩野沢しおのさわ(塩ノ沢)の各端村がある。本村は山腹傾斜地に位置するため古くから地滑りに悩まされ、地内にはくずれという地名も残る。上野うわの村三浦家の万覚書(三浦家文書)によると、古くは岩尾村の端村として同村と一村をなしていたが、延宝八年(一六八〇)に分れ、一村となったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android