日野川(福井県)(読み)ひのがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日野川(福井県)」の意味・わかりやすい解説

日野川(福井県)
ひのがわ

福井県西部を北流する川。福井・岐阜・滋賀県境の山間部に発し、越前(えちぜん)市、鯖江(さばえ)市を経て、福井市大瀬(おおせ)付近で足羽川(あすわがわ)を合流し、北楢原(きたならはら)付近で九頭竜川(くずりゅうがわ)に注ぐ。延長71キロメートル、流域面積1283平方キロメートル。上流の南越前(みなみえちぜん)町広野(ひろの)に1976年(昭和51)広野ダムが建設され、武生(たけふ)盆地灌漑(かんがい)用水を確保した。鯖江市街地南端付近は扇状地堆積(たいせき)の末端で、江戸時代の水運遡航(そこう)終点であり、交通集落が発達していた。

[木下昭三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android