根折村(読み)にゆいむら

日本歴史地名大系 「根折村」の解説

根折村
にゆいむら

[現在地名]和泊根折ねおり

畦布あじふ村の南西に位置し、集落こし山山麓の隆起珊瑚礁の緩やかな北斜面に形成される。北部は海に面し、急峻な断層崖となっている。ニュイという。初め喜美留ちびる間切、安政四年(一八五七)から和泊わどまい方に属した。天保年間(一八三〇―四四)鹿児島藩の文化朋党事件に関与して流罪になった目付曾木藤太郎が当村に居住し、私塾を開いていたと伝えられ、墓が残されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android