水通町(読み)すいどうちよう

日本歴史地名大系 「水通町」の解説

水通町
すいどうちよう

[現在地名]高知市かみ町一―五丁目・水通町・升形ますがた

ほん町の南側に並行する両側町。慶安二年(一六四九)町並を整備して名付けたという(南路志)。江戸時代中期の「高知風土記」によると東西五〇〇間、南北四〇間、家数二六〇。町割当初、当地には紺屋が多く居住、杓田ひしやくだ付近のかがみ川より取水し、五尺幅で五〇〇間に及ぶ用水路を設け、町の東端外堀に落していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報