思案橋(読み)シアンバシ

デジタル大辞泉の解説

しあん‐ばし【思案橋】

歴史上の人物などが渡ろうか渡るまいか、思案したと伝えられる。また、そこで、遊郭へ行こうか行くまいかと思案したという橋。本来橋占(はしうら)の行われた場所といわれる。

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百科事典マイペディアの解説

思案橋【しあんばし】

江戸元吉原,長崎丸山の思案橋など各地遊里の入口にある橋。遊ぶか戻るか男が橋の上で思案するのに由来するというが,遊里以外の地にも思案橋の名がある。

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大辞林 第三版の解説

しあんばし【思案橋】

渡ろうか渡るまいかと、思いあぐねるという橋。各地にこの名の橋があり、本来は橋占はしうらの行われた所という。

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世界大百科事典内の思案橋の言及

【橋】より

…〈ささやきの橋〉の名称は,占いを求めてその橋を渡ると,神の霊示があるとされたことに由来する。京都島原の遊廓の前にあった〈思案橋〉は,橋占のためにその上をしばらく行きつ戻りつしたことにちなんでおり,その脇には見返り柳のような神の宿る木も植えられていた。姿不見橋,面影橋などの名称も,これらと一連のものである。…

【遊郭(遊廓)】より

… 各地によって多様な構図をもつ遊郭の基本的な設計は,上記のように周囲を溝や塀で囲み,大門(おおもん)(出入口)のみによる通行とした(裏門はあっても非常用である)。市中から大門に至る道には,遊郭行きをためらう思案橋(しあんばし),遊郭に近づいて身づくろいする衣紋坂(えもんざか)などが配置され(橋や坂は地形によって変わる),大門のそばには柳の木が植えてあることが多い。大門内には出張武士と町内役人の番小屋が並んで,出入人の監視と郭内の治安維持にあたった。…

※「思案橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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