生仏一如(読み)ショウブツイチニョ

デジタル大辞泉 「生仏一如」の意味・読み・例文・類語

しょうぶつ‐いちにょ〔シヤウブツ‐〕【生仏一如】

仏語。迷いの衆生しゅじょうと悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二

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精選版 日本国語大辞典 「生仏一如」の意味・読み・例文・類語

しょうぶつ‐いちにょシャウブツ‥【生仏一如】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。衆生(しゅじょう)に本来的にそなわっている理性(りしょう)と仏の法身とは平等不二で差別がないということ。生仏不二。
    1. [初出の実例]「此の法是諸宗の最頂、万法の惣体、生仏(シャウブツ)一如(ニョ)根本、事理倶密の秘法也」(出典妻鏡(1300頃か))

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