万法(読み)バンポウ

精選版 日本国語大辞典 「万法」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ぽう‥パフ【万法】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらゆる法則。すべての法律や規則。
    1. [初出の実例]「万法の秩序を統制する正義なる原理」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空)
  3. まんぼう(万法)

まん‐ぼう‥ボフ【万法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。あらゆるものをいう。物質的、精神的な一切のもの。諸法。
    1. [初出の実例]「万法無二の旨を述べ、一乗妙法きく人の、仏に成らぬはなかりけり」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
    2. [その他の文献]〔金剛般若疏‐一〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android