真の台子(読み)しんのだいす

精選版 日本国語大辞典 「真の台子」の意味・読み・例文・類語

しん【真】 の 台子(だいす)

  1. ( 「真」は台子を飾る基本的な方式。行・草よりも重視された ) 茶の湯に用いる正式茶棚四本柱の棚に風炉(ふろ)茶碗・茶入・水さしなどを載せたもの。真の台子の点茶法は、点前最上位に有り、その伝授を得て、宗匠となる。
    1. [初出の実例]「茶の湯は真(シン)の台子(ダイス)迄を心安くおぼえ」(出典浮世草子日本新永代蔵(1713)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android