石井 金陵(読み)イシイ キンリョウ

20世紀日本人名事典 「石井 金陵」の解説

石井 金陵
イシイ キンリョウ

江戸時代末期〜大正期の南画家



生年
天保13年9月29日(1842年)

没年
大正15(1926)年11月19日

出生地
備前国西大寺(岡山県)

本名
石井 俊

別名
字=君明

経歴
初め浦上春琴、のち古市金峨岡本秋暉師事し、篆刻にも秀でる。各地を遊歴して故郷の岡山に帰り門人に教えた。明治36年大阪に移り、画房・桃谷山荘をかまえ、大阪文人画壇の長老と呼ばれた。岡山県絵画会副会長、大阪絵画会顧問などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石井 金陵」の解説

石井金陵 いしい-きんりょう

1842-1926 明治-大正時代の日本画家。
天保(てんぽう)13年9月生まれ。古市金峨(きんが),岡本秋暉(しゅうき)に師事。各地を遊歴して故郷岡山に帰り,門人に教えた。明治36年大阪にうつり,画房桃谷山荘をかまえ,大阪文人画壇の長老といわれた。大正15年11月19日死去。85歳。名は俊。字(あざな)は君明。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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