荷損(読み)にぞん

精選版 日本国語大辞典 「荷損」の意味・読み・例文・類語

に‐ぞん【荷損】

  1. 〘 名詞 〙 荷物運送契約にあたり、海難を生じた場合に対する処理法の一つ積荷損害荷主負担することをいう。近世海運では、これに対して船の損害は船主の負担とする場合が多かった。
    1. [初出の実例]「海難軽重に不拘、荷損船損にて、若残荷物有之候はば」(出典:樽船海難私法記(1775))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android