コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

運送契約 うんそうけいやくcontract of carriage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

運送契約
うんそうけいやく
contract of carriage

当事者の一方が物品または旅客の運送を約し,相手側がこれに対して報酬 (運送賃) を支払う旨を約する契約。運送の対象により物品運送と旅客運送に区別され,また運送が行われる地域により陸上運送海上運送,航空運送に分けられる。いずれも運送という仕事の完成を目的とするから,その法的性質は請負契約である (民法 632) 。しかし陸上運送および海上運送に関して,商法で包括的に規定しているので,民法の請負に関する規定を適用する余地はほとんどない。航空運送については商法に規定がなく,主として国際航空運送に関するワルシャワ条約 (→ワルシャワ国際航空運送条約 ) に依拠した航空運送約款により規律されている。運送業は一般的に公共性が高いため多数の特別法令が制定され,普通取引約款 (→普通契約条款 ) が広く利用されているので,商法の規定が直接適用されることも実際上少い。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

うんそう‐けいやく【運送契約】

運送人が旅客または貨物を運送することを約束し、旅客または荷送人はその運賃を支払うことを約束する契約。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

うんそうけいやく【運送契約】

運送人が物品または人の運送を引き受け,運送の依頼人がこれに対して運送賃を支払うことを目的とする契約。これを締結して運送を引き受ける行為は,営業としてなされることにより商行為となる(運送営業)。運送営業は,商品取引の空間的障害を超克する役割を果たしている。運送営業は,陸上・海上・航空運送営業に区別される。商法典は,陸上(湖川港湾を含む)運送を第3編〈商行為〉第8章〈運送営業〉で規整し,海上運送を第4編〈海商〉で特別に規整している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

うんそうけいやく【運送契約】

運送人が貨物または旅客を運送することを約束し、相手方がこれに対して報酬を支払うことを約束する契約。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

運送契約の関連キーワードチャーター・ベース海上旅客運送契約海上物品運送契約貨物利用運送事業エアウエイビル帆待ち・外持ち空中衝突条約案旅客運送契約定期傭船契約複合一貫輸送携帯手荷物ワルシャワ貨物引換証運送取扱人曳船契約船荷証券運送証券要因証券付合契約過失約款

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

運送契約の関連情報