菱川吉左衛門(読み)ひしかわ きちざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菱川吉左衛門」の解説

菱川吉左衛門 ひしかわ-きちざえもん

1597-1662 江戸時代前期の縫箔(ぬいはく)師。
慶長2年生まれ。菱川師宣(もろのぶ)の父。遺作に千葉県富津市松翁院の釈迦涅槃(しゃかねはん)図がある。下絵師宣の筆になるとつたえられている。寛文2年2月15日死去。66歳。安房(あわ)(千葉県)出身。号は道茂,光竹。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android