補色CCD(読み)ホショクシーシーディー

デジタル大辞泉 「補色CCD」の意味・読み・例文・類語

ほしょく‐シーシーディー【補色CCD】

デジタルカメラデジタルビデオカメラなどで、イメージセンサーとして補色フィルターCCDを用いたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「補色CCD」の解説

補色CCD

カラー画像を取り込むカラーCCDには色を見分けるためのカラーフィルターが付いている。このフィルターはラインCCDセンサーではRGBの3色だが、デジタルカメラやビデオカメラなどのエリアCCDセンサーではRGBの原色CCDのほかにCMYGの4色のフィルターをもった補色CCDが使用されることも多い。補色のカラーフィルターは、原色フィルターに比べ透過率が高く感度の高いCCDを作れるため、感度の重要視されるビデオカメラやデジタルカメラに多用される。とくにビデオカメラでは1コマの時間からの制限により、シャッタースピードを1/60秒以上に延ばせないので感度が必要になる。一般的には原色フィルター式のほうが後のカラー処理が簡単なため色が良いとされるが、処理技術の進歩で差は縮まっており、感度の高さの余裕を画質に振り向けることも可能なのでCCDの優劣を一概に決めることはできない。実際のデジタルカメラではむしろCCDの使いこなしによる画質差のほうが重要といえる。

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