赤外線ガス分析計(読み)せきがいせんガスぶんせきけい(英語表記)infrared gas analyser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤外線ガス分析計」の意味・わかりやすい解説

赤外線ガス分析計
せきがいせんガスぶんせきけい
infrared gas analyser

気体赤外線を照射してガス成分を分析する計器。赤外線を受けた気体分子は,分子の種類ごとに異なった波長の赤外線を選択的に吸収して,分子の構造に応じた固有振動が誘発される。これを利用して,吸収される赤外線の波長からガスの成分分子を同定して定性分析,吸収の強度を測定して成分濃度を定量分析できる。自動車排気ガス中の一酸化炭素の濃度測定用として使われている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android