鈴木源内(読み)すずき げんない

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木源内」の解説

鈴木源内 すずき-げんない

?-1863 幕末武士
文久2年大和(奈良県)五条代官となり,吉野,宇智(うち)両郡の幕府領支配。文久3年8月17日天誅(てんちゅう)組に代官所をおそわれ,部下4名とともにきられ,さらし首にされた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木源内の言及

【天誅組】より

…これを機に大和の天領占拠をめざして,土佐の吉村寅太郎,備前の藤本鉄石,三河の松本奎堂(けいどう)らを中心とし,公卿中山忠光を擁して結成されたのが天誅組である。8月14日に京都を出て,大坂と河内を経て大和に入り,17日に五条代官所を襲撃して代官鈴木源内を殺害し,代官所支配地の朝廷直領化,本年の年貢半減などを布告した。はじめ土佐,筑後久留米,鳥取などの脱藩士が多かったが,河内の庄屋層が加わり,京都政変(8月18日)が伝えられると,十津川郷士の大量動員をはかった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」