(読み)ニオ

デジタル大辞泉 「鳰」の意味・読み・例文・類語

にお〔にほ〕【×鳰】

カイツブリ別名 冬》「湖や渺々べうべうとして―一つ子規

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精選版 日本国語大辞典 「鳰」の意味・読み・例文・類語

におにほ【鳰】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 鳥「かいつぶり(鸊鷉)」の古名。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「鶙 爾保」(出典:新撰字鏡(898‐901頃))
    2. 「中島に水のたまりに、にほといふ鳥の心すごく鳴きたるを聞き給て」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)
  2. [ 2 ]にお(鳰)の海
    1. [初出の実例]「鏡の山に月ぞさやけき にほてるや鳰のさざ波うつり来て〈藤原家隆〉」(出典:菟玖波集(1356)雑三)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鳰」の解説

鳰 (カイツブリ・ニオ)

学名Tachybaptus ruficollis
動物。カイツブリ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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