鸊鷉(読み)カイツブリ

デジタル大辞泉 「鸊鷉」の意味・読み・例文・類語

かいつぶり【鸊=鷉】

1 カイツブリ科の鳥。全長26センチくらいで、体は丸く、硬い尾羽はない。夏羽は頭部・背面が黒褐色、ほおからくびが栗色で、くちばしの基部に黄色い部分がある。冬羽は灰褐色。湖や沼にすみ、潜水が得意で、小魚などを捕食。キリリリと大きな声で鳴く。4月から水草で巣を作り、「鳰におの浮き巣」とよばれるが、下部は固定してある。ひなは瓜模様があり、親の背に乗って運ばれる。日本では留鳥。にお。におどり。かいつむり。《季 冬》「野の池や氷らぬかたに―/几董」
2 カイツブリ科の水鳥の総称。1目1科で、カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリなど20種が世界に分布。

かいつむり【鸊=鷉】

カイツブリの別名。

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精選版 日本国語大辞典 「鸊鷉」の意味・読み・例文・類語

かいつぶり【鸊鷉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① カイツブリ科の水鳥。全長約二六センチメートル、背面は灰褐色で腹面は白く、尾は非常に短い。夏になるとくびの部分が栗色になる。葉状の水かきをもち、巧みに潜水して小魚を捕食する。日本では湖沼、河川にすむ留鳥で、夏、水草を集めて「鳰(にお)の浮巣」と呼ばれる巣を作る。かいつむり。鳰。いっちょうむぐり。むぐっちょ。はっちょうむぐり。息長鳥(しながどり)。《 季語・冬 》 〔伊京集(室町)〕
  3. ② カイツブリ科に属する鳥の総称。潜水して魚を捕えて生活する水鳥で、少なくとも繁殖期には淡水にのみすむ。世界に約二〇種あり、日本にはカイツブリのほかに、アカエリカイツブリ、カンムリカイツブリなどが冬鳥として沿岸海域に渡来する。かいつむり。

かいつむり【鸊鷉】

  1. 〘 名詞 〙 =かいつぶり(鸊鷉)
    1. [初出の実例]「鷸 ツラリ 又カイツムリ 鶏属也」(出典:色葉字類抄(1177‐81))

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